Anker Soundcore 2で「AUX音が出ない」ときの原因と対処法【完全ガイド】

「AUXケーブルを挿したのに、Soundcore 2から音が出ない…」そんな経験はありませんか?

実はこのトラブル、スピーカーの故障ではなくケーブル・Bluetooth設定・デバイス側の音量設定といった基本的なポイントに原因があることがほとんどです。

この記事では、Anker Soundcore 2をAUX接続しても音が出ないときに確認すべき項目を、初心者でもわかりやすいステップで丁寧に解説します。

スマホやPCとの設定方法、ケーブル選びの注意点、Bluetooth干渉の防ぎ方、そしてトラブルを未然に防ぐメンテナンス術までを完全網羅。

読み終えたころには、あなたのSoundcore 2が再びクリアな音を奏でているはずです。

目次

Anker Soundcore 2で「AUX接続しても音が出ない」…まず疑うべき3つの原因

「ケーブルを挿したのに音が出ない…」そんなとき、焦って本体を疑う方も多いですが、実はその多くは設定や接続の小さなミスが原因です。

Anker Soundcore 2はBluetoothとAUX(有線)の両方に対応しており、一見シンプルに見えても、内部では複数のモードが同時に動作しています。

音が出ないときは「物理的な接触」「Bluetooth干渉」「デバイス側の設定」──この3方向を順に確認することが解決の近道です。

AUXケーブルの接触不良・断線

最初にチェックすべきは、もっとも単純でありながら見落としやすい「ケーブルの不具合」です。

ケーブル内部の銅線は、繰り返しの抜き差しや折れ曲がりによって損傷しやすく、外見では問題がなくても導通不良を起こしていることがあります。

また、Anker Soundcore 2のAUX端子は防水構造ゆえに差し込みが少し固く、最後までしっかり挿し込めていないケースも非常に多いです。

そのため、カチッとした確かなクリック感を感じるまで押し込み、軽く左右に動かして接触を確認してみましょう。

現象 想定される原因 確認方法
音が完全に出ない 内部断線・挿し込み不足 別のケーブルで試す
左右どちらかしか鳴らない 4極ケーブルの使用 3極ケーブルに交換
音が途切れる・ノイズが出る ケーブルのシールド劣化 動かしながら音の変化を確認

重要:ケーブルを挿す前に、一度端子内を軽くエアダスターなどで清掃するのも効果的です。ホコリや酸化皮膜が原因で接触不良が起きていることもあります。

Bluetooth接続が優先されている

Soundcore 2の内部構造では、AUX端子にケーブルを挿してもBluetooth機能は常にオンの状態で待機しています。

つまり、AUXで再生したいときでも、過去にペアリングしたスマホが近くにあると、自動的にBluetooth接続されてしまい、AUXからの音が出ない状態になることがあります。

このような「Bluetooth優先モード」になっている場合は、以下の手順でリセットしましょう。

対処ステップ 操作方法
ペアリング履歴のリセット Bluetoothボタンを約8秒長押し
Bluetoothを一時的にOFF スマホやPC側で無効化
再接続時の順序 AUXケーブルを先に挿してから電源ON

この順番を守ることで、AUXモードが優先されやすくなります。

特に電源を入れる順番を逆にしてしまうと、内部でBluetoothモードが起動してAUX信号を無視してしまうことがあるので注意しましょう。

スマホ・PCの音声出力設定ミス

「ケーブルもOK」「Bluetoothも切った」──それでも音が出ない場合、原因は接続元のデバイス側にある可能性が高いです。

スマートフォンやパソコンは、音声出力デバイスを自動で切り替えないことがあり、AUX経由の出力先を手動で選ぶ必要があります。

また、マナーモードやアプリの個別音量設定によって、特定のアプリだけ無音になっていることもあります。

デバイス 確認すべき設定 修正ポイント
iPhone マナーモード/音量設定 サイレントスイッチを解除
Android メディア音量/アプリ別音量 スライダーが最小になっていないか確認
Windows/Mac サウンド出力デバイス 外部スピーカー出力を選択

この3つを順番にチェックすることで、ほとんどの「AUXで音が出ない」ケースは解消できます。

つまり、AUXトラブルは『ケーブル』『Bluetooth』『設定』の3方向を確認することで、90%以上がその場で解決可能です。

 

原因① AUXケーブルの問題をチェックする方法

AUX接続のトラブルのうち、最も多いのがケーブルそのものの不具合です。

一見すると正常に見えるケーブルでも、内部では断線や接触不良が起きていることがあります。

ここでは、ケーブル規格の違い、断線の見分け方、そしてSoundcore 2に最適なケーブル選びのポイントを解説します。

ケーブルの3極/4極の違いを確認

まず注目すべきは、AUXケーブルの「極数(きょくすう)」です。

AUXケーブルには大きく分けて3極(TRS)4極(TRRS)の2種類があります。

3極は左音声・右音声・グラウンドの3線構造で、音声出力専用の標準タイプです。

一方、4極はこれらにマイク信号線が追加され、スマートフォンのヘッドセットなどで使われています。

Soundcore 2のAUX端子は3極仕様のため、4極ケーブルを使うと音が出ない、または片側しか鳴らないという現象が発生することがあります。

見分け方は簡単で、プラグ先端の金属部分にある黒い絶縁リングの数を数えましょう。2本なら3極、3本なら4極です。

種類 用途 見分け方 Soundcore 2での推奨
3極(TRS) オーディオ専用 黒いリングが2本 ◎ 推奨
4極(TRRS) マイク付きイヤホン 黒いリングが3本 △ 非推奨

「3極ケーブルを使う」――これが最初の重要ポイントです。

断線・ノイズ・緩みを見分けるポイント

ケーブル内部の断線は、外からは見えないため厄介です。

しかし、いくつかのチェックポイントを押さえれば簡単に診断できます。

  • 目視チェック: ケーブルの被膜に亀裂や折れ跡がないか確認します。
  • 動作チェック: ケーブルを少し動かしたときに音が出たり消えたりするなら、内部断線の可能性が高いです。
  • ノイズ確認: ジジジ、ブーンといったノイズが出るなら、シールド劣化や接触酸化が疑われます。

Soundcore 2のAUX端子はやや深めの構造なので、ケーブルをしっかり根元まで押し込むことも忘れずに行いましょう。

完全に奥まで挿さっていないと、片側だけしか鳴らないことがあります。

症状 考えられる原因 対処法
ノイズが常に出る ケーブルのシールド劣化 別のケーブルで検証
音が断続的に途切れる 内部断線 動かしながら確認
片方だけ音が出る 4極ケーブル使用 3極ケーブルに交換

おすすめの互換性が高いAUXケーブル

最後に、Soundcore 2と相性の良いAUXケーブル選びのポイントを紹介します。

ポイントは「長さ・シールド構造・コネクタ素材」の3点です。

項目 おすすめ仕様 理由
長さ 1.5〜2m 取り回ししやすくノイズも少ない
構造 二重シールド(メッシュ構造) 外部ノイズを低減できる
コネクタ素材 金メッキ加工 酸化しにくく長寿命

Amazonなどで販売されている「UGREEN」「オーディオテクニカ」などの3極・高耐久ケーブルが安定性と音質のバランスが良い選択肢です。

まずはケーブルを正しく選び、確実に挿し込む──これだけで解決するケースが全体の7割を占めます。

 

原因② Bluetooth干渉による無音を防ぐ

Anker Soundcore 2はAUX接続に対応していますが、内部的にはBluetoothが常に動作しています。

そのため、AUXケーブルをつないでいるのにBluetooth接続が優先され、音が出ないという現象が発生することがあります。

ここでは、Bluetoothによる干渉を防ぎ、確実にAUXモードで音を出すための手順を詳しく解説します。

Soundcore 2のペアリング履歴をリセットする

Soundcore 2は、一度ペアリングした機器を自動的に記憶しています。

そのため、近くに以前接続したスマートフォンやPCがあると、自動的にBluetooth接続が復帰し、AUX接続が無効になることがあります。

まず最初に行うべきは「ペアリング履歴のリセット」です。

手順 操作内容
1 Soundcore 2の電源をONにする
2 Bluetoothボタンを約8秒間長押し
3 LEDランプが点滅し、履歴がリセットされる

リセット後は、過去に登録されたデバイスとの自動接続が解除されるため、AUXモードを優先的に利用できるようになります。

もし長押し操作で反応がない場合は、音量アップボタンと再生ボタンを同時に5秒押すとリセットできる場合もあります。

Bluetoothを完全にオフにしてAUXモードを固定

ペアリング履歴を削除しても、Bluetoothがオンのままだと再び自動接続されることがあります。

そのため、AUXを利用する間は接続元デバイス側でBluetoothをオフにするのが最も確実です。

  • スマートフォンの場合:設定アプリ → Bluetooth → OFF
  • PC(Windows/Mac)の場合:タスクバーまたはコントロールセンターからBluetoothを無効化

これにより、AUX信号のみが有効になり、Bluetooth経由の誤作動を完全に防止できます。

状態 AUX動作への影響
BluetoothがONのまま 自動的に無線接続が優先される
BluetoothをOFF 有線接続が安定して動作

また、Soundcore 2の通信範囲(約20m)内に他のBluetoothデバイスがあると、予期せぬ干渉が起きることがあります。

複数デバイスをお持ちの場合は、一時的に他のBluetooth機器を離しておくとより確実です。

AUXモードでの正しい接続手順(スマホ・PC別)

最後に、正しいAUX接続の順序をおさらいしておきましょう。

AUXケーブルを先に挿してから電源を入れる──これが重要なポイントです。

起動後にケーブルを挿すと、Bluetoothモードが優先されることがあります。

手順 スマートフォンの場合 パソコンの場合
1 Bluetooth設定からSoundcore 2の履歴を削除 Bluetoothデバイス一覧からSoundcore 2を削除
2 AUXケーブルをスマホとスピーカーに接続 AUXケーブルをパソコンのオーディオ端子に接続
3 Soundcore 2の電源をON Soundcore 2の電源をON
4 スマホのBluetoothをOFFにする パソコンのBluetoothをOFFにする
5 音量を上げて再生確認 サウンド設定で出力先を確認

この手順で接続すれば、AUXモードが確実に優先され、安定して音が出るようになります。

特に、電源を入れる順番を間違えるとBluetoothが再びアクティブになってしまうため注意しましょう。

Bluetooth干渉を防ぐカギは「リセット → OFF → 有線優先」です。

この3ステップを徹底するだけで、無音トラブルのほとんどは解消できます。

原因③ スマホ・PC側の出力設定を確認

AUXケーブルを正しく挿しても音が出ない場合、問題はスピーカーではなく接続元の設定にあることが少なくありません。

スマートフォンやPCは、音声出力先を自動で切り替えないことがあり、AUX接続をしても音が内蔵スピーカーから出るケースがあります。

ここでは、iPhone・Android・Windows・Macの4タイプに分けて、正しい出力設定を確認する方法を解説します。

iPhone/Androidの音声出力設定の見直し方

まずはスマートフォンの設定から見直しましょう。マナーモードやアプリ単位のミュート設定が原因で音が出ないケースが非常に多いです。

デバイス 確認項目 操作方法
iPhone マナーモード 本体左側のスイッチを前方にしてオレンジ表示を消す
iPhone メディア音量 音量ボタンの「+」を押して最大にする
Android メディア音量 音量ボタン → 詳細メニュー → メディア音量を確認
Android アプリごとの音量設定 設定アプリ → サウンド → アプリ音量管理

また、iPhoneや一部のAndroid機種では、イヤホンジャック経由で接続した際に「出力先を選択」する画面が表示されることがあります。

その際は「Soundcore 2」ではなく「ヘッドフォン」や「外部スピーカー」を選択してください。

ポイントは、AUX接続時にスマホのBluetoothをOFFにしておくこと。BluetoothがONだと自動的に無線出力に切り替わるケースがあります。

Windows・Macでのサウンド出力切替方法

次に、パソコンでの設定を見ていきましょう。WindowsとMacでは音声出力先を手動で変更する必要がある場合があります。

OS 設定手順
Windows ① タスクバーのスピーカーアイコンを右クリック →「サウンド設定を開く」
② 「サウンドを再生する場所を選択」から外部スピーカーを選ぶ
Mac ① Appleメニュー →「システム設定」→「サウンド」
② 「出力」タブで「外部オーディオデバイス」を選択

特にWindowsでは、Bluetoothスピーカーとして登録した履歴が残っていると、AUX接続しても自動的にBluetooth出力が優先されることがあります。

その場合は、「Bluetooth設定」からSoundcore 2を削除してからAUX接続を行うと安定します。

アプリ単位のミュート設定・音量制御の落とし穴

最近のスマホやPCでは、アプリごとに音量設定を持つものが増えています。

SpotifyやYouTubeなどのアプリで音が出ないときは、アプリ内の音量バーがミュートになっていないか確認しましょう。

Androidでは「Sound Assistant」アプリがインストールされていると、アプリごとの音量がシステム音量と別に管理されています。

同じように、Windowsでは「音量ミキサー」でアプリごとの音量を確認できます。

環境 確認箇所 修正方法
Android Sound Assistant 音楽アプリの音量が0%になっていないか確認
Windows 音量ミキサー アプリごとの音量バーを上げる
iPhone アプリ内音量バー アプリ画面で音量スライダーを最大にする

さらに、Androidの「おやすみモード」や「通知制限モード」が有効になっていると、アプリ音が出ないこともあります。

設定 → 通知 → おやすみモードをオフにしておくと安心です。

つまり、出力設定を見直すことで「AUXで音が出ない」問題の多くは解決します。

Soundcore 2が正常でも、デバイス側の音量設定ミスやアプリのミュート設定が原因というケースが意外なほど多いのです。

それでも音が出ないときの本体トラブルチェック

ここまで紹介した確認をすべて行っても音が出ない場合、Anker Soundcore 2本体に問題がある可能性があります。

内部の設定、ファームウェア、あるいはハードウェア(接点・バッテリー)にトラブルが発生しているケースもあります。

ここでは、ユーザーが自分で確認・対処できる範囲で、本体トラブルを診断する方法を紹介します。

Soundcore 2のファームウェア更新を確認

Soundcore 2には、内部で動作する小さなソフトウェア「ファームウェア」が搭載されています。

古いバージョンのままだと、AUX接続とBluetooth接続の切り替えがうまくいかない、音声の出力に不具合が出るといった症状が起こることがあります。

確認手順 内容
1 Anker公式サイト(Soundcoreページ)にアクセス
2 「Firmware Update」または「サポート」からSoundcore 2用ツールをダウンロード
3 USBケーブルでPCとSoundcore 2を接続
4 アップデートツールを実行し、画面の指示に従う

更新前にはバッテリーを満充電にしておくことが重要です。途中で電源が切れるとシステムが破損する可能性があります。

ファームウェアを最新版にしておくことで、AUX・Bluetooth切り替えの不安定さが改善されることが多いです。

スピーカー内部の接触不良・バッテリー問題

長期間使用しているSoundcore 2では、内部のバッテリーや接点部分に劣化が起きている可能性があります。

特にバッテリー残量が少ない状態では、AUX入力が正常に処理されないことがあります。

まずはフル充電してから再度AUX再生を試してみましょう。

  • ケーブルを抜いた状態で充電を完了させる
  • 再起動後にAUXケーブルを挿し、音が出るか確認
  • 充電後に改善する場合は、バッテリー電圧低下が原因

また、防水構造ゆえに内部が密閉されているため、湿気が溜まって接点が酸化しているケースもあります。

その場合は、Soundcore 2を風通しの良い場所で数時間乾燥させることで改善することがあります。

症状 原因 対処法
完全に音が出ない 接点の酸化・湿気 乾燥させてから再接続
動作が不安定 バッテリー電圧不足 フル充電してから再試行
ノイズが出る 内部接触不良 軽く叩いたりせず乾燥で改善を待つ

Ankerサポートに修理・交換を依頼する前の最終確認

全て試しても音が出ない場合は、メーカーサポートへの連絡を検討する段階です。

ただし、問い合わせ前に以下の3点を確認しておくと、対応がスムーズになります。

確認項目 理由
複数のケーブルを試したか ケーブル不良の切り分け
別のスマホ・PCで試したか デバイス側の設定ミス排除
ファームウェアバージョンを確認 旧バージョンが原因でないか確認

これらを整理してサポートに伝えると、診断が迅速に進み、交換手続きもスムーズです。

Anker製品は通常18ヶ月保証、正規販売店経由なら最大24ヶ月まで延長されます。

購入時のレシートやAmazon注文履歴を用意しておくと、手続きがスムーズです。

物理・ソフト・電源の3要素を確認しても改善しない場合、迷わずメーカーサポートへ。

Soundcore 2は堅牢な設計ですが、電子機器である以上、経年劣化や内部の酸化によるトラブルは避けられません。

トラブルを防ぐための予防策と使い方のコツ

ここまでの対処でAUX接続のトラブルはほとんど解決しますが、日常的な使い方を少し意識するだけで再発を防げます。

Soundcore 2を長く快適に使うためのメンテナンスや接続時のコツを、具体的な手順で紹介します。

定期的なAUX端子の清掃と接触改善法

AUX端子は金属製で、ホコリや皮脂が付着すると酸化が進み、接触不良の原因になります。

簡単な清掃を定期的に行うことで、音質の劣化や無音トラブルを予防できます。

準備するもの 用途
無水エタノール 端子内部の汚れ除去
精密機器用綿棒 細部の清掃
エアダスター ホコリ除去
眼鏡拭きクロス 外装の仕上げ

清掃の手順は以下の通りです。

  1. 電源をOFFにし、バッテリーを完全に放電させる
  2. 綿棒に少量の無水エタノールを染み込ませる(湿る程度)
  3. AUX端子内部を優しく拭く
  4. 乾いた綿棒で仕上げ拭きを行う
  5. 最後にエアダスターで残留物を吹き飛ばす

注意: 綿棒を奥まで強く押し込むと内部ピンを傷つける可能性があるため、軽い力で行いましょう。

また、月に1回程度の清掃で十分です。屋外での使用が多い場合は2週間に1回のメンテナンスをおすすめします。

正しいケーブルの抜き差しタイミング

意外と多いのが、ケーブルの抜き差しによって端子を痛めてしまうトラブルです。

Soundcore 2は防水設計のため端子がやや硬く、強引な抜き差しは接点や内部基板を損なう原因になります。

操作 正しい方法
抜くとき 必ず電源OFFにしてから、コネクタ部分を持ってまっすぐ引き抜く
挿すとき 垂直にゆっくり差し込み、クリック感が出るまで押し込む
使用中の取り外し 避ける(ノイズやショートの原因になる)

また、抜き差しの頻度を減らすことで、ケーブルと端子の両方の寿命を延ばせます。

自宅用・外出用など用途別にケーブルを分けるのもおすすめです。

長期間使用時に音が出なくなるのを防ぐメンテ習慣

Soundcore 2はIPX7防水仕様ですが、湿度や温度変化には注意が必要です。

内部にわずかでも水分が残ると、酸化による接触不良が起こる場合があります。

  • 湿度管理: 使用後は風通しの良い場所で24時間乾燥
  • 端子保護: 市販のジャックキャップや防塵キャップを使用
  • バッテリー保管: 長期保管は50%充電状態で保存
  • 定期通電: 1ヶ月に1回は電源を入れて音を出す

特に梅雨時期や冬場の室内では、湿気対策がトラブル防止に直結します。

環境要因 影響 対策
高湿度 接点の酸化・ノイズ発生 乾燥剤を近くに置く
高温 バッテリー膨張・劣化 車内放置を避ける
低温 音の歪み・電圧低下 室温15〜25℃で保管

また、使わない期間が長いとバッテリーが完全放電して充電できなくなることがあります。

月に1度の通電と乾燥メンテナンスを習慣化するだけで、トラブル発生率は大幅に減少します。

まとめ:「AUXで音が出ない」ときは“物理・設定・モード”の3方向から確認

Anker Soundcore 2のAUX接続で音が出ない原因は、ほとんどが複雑な故障ではなく、基本的な確認不足によるものです。

この記事で紹介した3つの方向──「ケーブル(物理)」「Bluetooth(モード)」「デバイス設定(ソフト)」を順に見直せば、99%のトラブルは解決します。

第1段階:物理的な問題の確認

まず最初にチェックすべきは、AUXケーブルそのものです。

3極ケーブルを使用しているか、しっかり奥まで挿入されているか、ケーブルが断線していないかを確認します。

また、端子内のホコリや酸化膜を除去することで接触が改善されるケースもあります。

確認項目 ポイント
ケーブルの規格 3極タイプを選ぶ
接続の深さ 「カチッ」と音がするまで差し込む
端子の清掃 無水エタノールで定期的に清掃

第2段階:接続モードとBluetooth干渉の確認

Soundcore 2はAUX接続中でもBluetoothが有効です。

そのため、過去にペアリングした機器が近くにあると、自動でBluetoothに切り替わり、AUXの音が出なくなることがあります。

Bluetoothボタンを長押しして履歴をリセットし、使用中はBluetoothをOFFにしておきましょう。

対処法 効果
ペアリング履歴リセット 自動接続を防止
Bluetoothオフ AUX信号を優先
ケーブルを先に接続して起動 有線モードを確実に認識

第3段階:スマホ・PCの設定確認

最後に、接続元デバイスの音量設定と出力デバイスを確認します。

スマホのマナーモードや、Windows・Macの「出力先」が内蔵スピーカーになっていないか見直しましょう。

また、アプリ単位で音量がミュートになっているケースもあります。

デバイス 確認ポイント
iPhone/Android マナーモードとメディア音量
Windows 出力デバイスの選択と音量ミキサー
Mac サウンド設定の「出力」タブ

これら3方向の確認を順に行えば、AUX接続で音が出ないトラブルは高確率で解消します。

それでも改善しない場合は、ファームウェア更新やAnkerサポートへの問い合わせを検討しましょう。

AUX接続トラブルの本質は「確認順序」にあります。

焦らずに、物理 → Bluetooth → 設定の順で見直せば、誰でも確実に解決にたどり着けます。

そして、清掃や適切な保管を習慣化することで、Soundcore 2は長期間、快適な音質を保ってくれるでしょう。

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